
降幕の刻。
「光の緒」「常(とこしえ)の樹」「香る闇」、そして前後編からなる降幕話「鈴の雫」――眩き4編、ヒト知れぬ生命達の脈動と共に。
広大無辺の妖世譚――その幕がついに降りる。
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「光の緒」「常(とこしえ)の樹」「香る闇」、そして前後編からなる降幕話「鈴の雫」――眩き4編、ヒト知れぬ生命達の脈動と共に。
広大無辺の妖世譚――その幕がついに降りる。
コメント
ちょっと寂しいけれど、この10巻をもって綺麗に完結して下さいました。
とは言え中身はいつも通りの『蟲師』です。
主人公ギンコの謎や、薬袋家の宿敵・禁種の蟲についても
特にクライマックスとなるエピソードはなく、淡々と最終話までいっちゃいます。
でも、そこがまた『蟲師、そしてギンコらしい』構成で良いなと思います。
今もあの世界で彼らは生活しているのでしょう。
蟲と共に。
漆原さんの次回作に期待です。
でもそれがこの物語らしくて好き。
ギンコの旅におわりはないものだから。
蟲はずっと人とあるものだから。
彼の蟲に対するやさしさは、彼自身もその体質で忌まれた経験から、ただ生きているだけなのに忌まれる蟲と己を少し重ねているのかもしれないなあ、と思った。
終わってしまったけれど、きっとずっと大切にしていきたい物語。
原作マンガのほうもかなり魅力的で、少し怖いシーンもありましたが、いい作品だと思います。
第10巻でピリオドを打ったのは残念だったけど、収録された「常の木」は感動的でした。
実家の隣にはグーグルマップの衛星写真からもはっきり見える大きなガジュマルの木があって、都市の中では珍しい存在で、その緑と革質の葉っぱに反射された光にいつも癒されていました。
木ってのは本当にその周りに住む人々に守護神みたいに感じられる存在ですね。
いつか読もうと思っていたギンコの旅路の最終話をようやっと読めました。
初期の蟲師の話作りは幻想的さ、自然に対する親しさとそれと表裏一体の畏ろしさのが第一に際立っていて、どっちかというと人間の物語は次点に回っていたように感じていました。
ですが巻を重ねるにつれ人間の多面的な心情が非常に情感たっぷりに描かれだし、蟲という存在を内包する自然と人間が対等になったように後期では思いました。
(人も自然の一部であり、自然が人の上位におわすものと作品が語るのとはまた別で、この『蟲師』という漫画の中で人間ドラマが自然とタメを張っているという意味です)特に巻数が後ろになるほど後味が苦いお咄が多かったように思いますが、それだけ深みは増していました。
ギンコに蟲と人の世界をもう水先案内してもらえないのは残念ですが、いやあでも読めて良かったなあと思いました。
大好きだった蟲の世界。
いつか別れがくるとは思ってたけど
もう少し長くこの世界に浸っていたかった。
最初に読んだときはこれで終わるの気付かなかった。
いつまでも大好きな作品。