
「吸血鬼」のように他人の血が欲しくなる――高城家の「病」を発病した高城一砂に姉・千砂は自らの血を与え、二人きりで暮らし始める。
やがて、千砂は、母の死にまつわる隠された真実を思い出す。
ますます弱っていく千砂を見守る一砂は……。
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「吸血鬼」のように他人の血が欲しくなる――高城家の「病」を発病した高城一砂に姉・千砂は自らの血を与え、二人きりで暮らし始める。
やがて、千砂は、母の死にまつわる隠された真実を思い出す。
ますます弱っていく千砂を見守る一砂は……。
コメント
羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)
やっぱり死んでしまいましたか……。
一砂が死ねなかったのは、本当千砂の思いの力のような気がして心がくっとします。
最初あんなに警戒心を露わにしていた二人だったのに、愛とかいう言葉では表せられない絆と思いで結ばれているのが、ひしひしと伝わります。
母親の真実については、驚きましたが、今までを思い出せばそうなってもおかしくないかと思いました。
ずっと疑問だった父親の千砂に対する思いや扱いが今回やっと明らかとなり、疑念を抱いていた気持ちが全部流れました。
本当に愛していたっていうのがちゃんと伝わったから。
終わり方としてはやっぱりちょっと納得できない部分があるし、ずるい終り方だとは思いますが、今後一砂が全てを思い出すであろうことを考えると、これほど登場人物達に過酷な使命を与えた終り方も他に無かったかなと思いました。
羊のうた 7 (バーズコミックス)
吸血鬼伝説をサナトリウム的な現代病(精神病)に解釈していたり、というか近親相姦ばりばりだったり……な重苦しいトーンの中で、静謐に、『生きていてはいけない』ものとの戦いを描いていた。
精神病の先生が読んだら卒倒しちゃいそうな「間違った」道へと、互いに寄り添いながら気持ちよさそうに堕ちてゆく様子が、衝撃的で、でもどこか共感できるものがあった。
というより、この、たった二人が二人で作り出した悲劇の世界に、溺れ、飲み込まれてゆくような世界観が、もう心地良すぎて……。
読んでいるこちらまでカッパ淵に引き摺り込まれるというか……。
もっとウツだった頃に読んでたら、あぶなかったな。
最終回ひとつ前の見開きページの、戦慄するような美しさは、他には得難いほどの漫画体験だと思う。
ラストは確かに、中途半端かもしれない。
羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)
なんともなキーワード。
話は暗いけど、雰囲気がすごくすてきです。
冬目景さんの和服の女の子はとっても魅力的
羊のうた 7 (バーズコミックス)
ヘビーな話です。
千砂、一砂の姉弟の未来には絶望しか残されていなかったのは最初から分かっていたこと。
なのに泣けます。
第46話のラストシーンは泣けます。
最終話の第47話も良いです。
でも第46話で終わっても良かったかもしれません。
第46話のラストは悲しいけれど、その反面、良かったね…と思いました。
いずれにせよ、この終わり方あってこそ、羊のうたが話題作にまで登り詰めたのかもしれません。
また、この漫画のタイトルが何故”羊のうた”なのか。
多分、全話を通じて唯一、羊という言葉が出てくるのは第43話の千砂の台詞。
「わたし達は……羊の群れに潜む狼なんかじゃない
牙を持って生まれた羊なのよ」
ここから来ているのでしょう。
これも重い言葉です。
是非最初から読んできた上でこの台詞を噛み締めてください。
痛いほどにこの言葉が心に沁みるはずです。
この物語の結末は人によってはひょっとすると予想の範疇かもしれません。
でも別に奇をてらったわけじゃないからそれでいいんだと思います。
大切なのは、避けることのできない絶望を見据えてなお、どうやって、どのように生きるのかということだと思います。
高城の家に生まれてきたという不幸を背負ったこの姉弟ですが、きっと”最後”は幸福だったのでは…と感じずには居られません。
重い話がダメな人にはお勧めしませんが、そうじゃないなら漫喫、古本などで一度読んでみてはいかが?
http://diarynote.jp/d/59319/20051015.html
羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)
こいつのせいで丸三日くらい骨抜きになった。
きっと計算ずくで最終話を加筆したんだとかいって恨んだりもした。
汚いなさすが冬目景きたない