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羊のうた

「吸血鬼」のように他人の血が欲しくなる――高城家の「病」を発病した高城一砂に姉・千砂は自らの血を与え、二人きりで暮らし始める。
やがて、千砂は、母の死にまつわる隠された真実を思い出す。
ますます弱っていく千砂を見守る一砂は……。

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コメント

  1. user より:
    羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)

    どう終るのかとはやる気持ちを抑えて読み耽ったわけですが。
    やっぱり死んでしまいましたか……。
    一砂が死ねなかったのは、本当千砂の思いの力のような気がして心がくっとします。
    最初あんなに警戒心を露わにしていた二人だったのに、愛とかいう言葉では表せられない絆と思いで結ばれているのが、ひしひしと伝わります。
    母親の真実については、驚きましたが、今までを思い出せばそうなってもおかしくないかと思いました。
    ずっと疑問だった父親の千砂に対する思いや扱いが今回やっと明らかとなり、疑念を抱いていた気持ちが全部流れました。
    本当に愛していたっていうのがちゃんと伝わったから。
    終わり方としてはやっぱりちょっと納得できない部分があるし、ずるい終り方だとは思いますが、今後一砂が全てを思い出すであろうことを考えると、これほど登場人物達に過酷な使命を与えた終り方も他に無かったかなと思いました。
  2. user より:
    羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)

    最終話の効力が絶大で、あのまま終わるよりかなしいよね。

    こいつのせいで丸三日くらい骨抜きになった。

    きっと計算ずくで最終話を加筆したんだとかいって恨んだりもした。

    汚いなさすが冬目景きたない

  3. user より:
    羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)

    不思議な余韻が残る作品。
    タイトルから村上春樹と関連しているのかと思いましたが、違うようで。
  4. user より:
    羊のうた (第7巻) (バーズコミックス)

    本人の意思とは関係無しに、吸血鬼のような病を身の内に買う事になってしまった青年と、その姉の哀しき生き方を描いた、冬目景先生の作品です。
    単調なリズムで流れていくストーリーは余すところ無く暗いですが、それでもこのセンスと質感には独特の空気を味わう事に飽きさせない力があります。
  5. user より:
    羊のうた 7 (バーズコミックス)

    実際に読んでみると、電子書籍サイトの「立ち読み」で抱いていたイメージよりもずっと中身はエンタメ寄りで、物語展開もよく練られており、読みやすかった。
    吸血鬼伝説をサナトリウム的な現代病(精神病)に解釈していたり、というか近親相姦ばりばりだったり……な重苦しいトーンの中で、静謐に、『生きていてはいけない』ものとの戦いを描いていた。
    精神病の先生が読んだら卒倒しちゃいそうな「間違った」道へと、互いに寄り添いながら気持ちよさそうに堕ちてゆく様子が、衝撃的で、でもどこか共感できるものがあった。

    というより、この、たった二人が二人で作り出した悲劇の世界に、溺れ、飲み込まれてゆくような世界観が、もう心地良すぎて……。
    読んでいるこちらまでカッパ淵に引き摺り込まれるというか……。
    もっとウツだった頃に読んでたら、あぶなかったな。
    最終回ひとつ前の見開きページの、戦慄するような美しさは、他には得難いほどの漫画体験だと思う。

    ラストは確かに、中途半端かもしれない。

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